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津波に流された街に偽バス停を置く佐竹さん

このニュースを初めて知った時、なぜか深い感動に包まれた。と同時にアートの底知れぬ可能性を私は感じたのでした。

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震災で多くの家が流されてしまって、災害危険区域にも指定された仙台市若林区荒浜に、ポツリポツリとバス停が立ち始めたとのこと。

最初住民はバスが再開するのかと思ったそうですが、バス停には「偽」の文字がかかれてるのだそうです。

この偽バス停を作ったのは佐竹真紀子さんというアーティストとのことです。かつての荒浜の風景やそこに住む人たちのことを思い出すきっかけにと、偽バス停を置き始め、今では10カ所にバス停を設置しているとのことです。元住民の人たちは勇気を貰った、と感謝しているのだそうです。それはそうだ、そこに住んでいた人達にとって、こんなに健気に映るものは無い。無くなってしまった街と今や今後を大切に思うからできた作品だと思います。

昨今ではその偽バス停を巡るツアーなども企画されているようです。佐竹さんのような素晴らしいアーティストが今後も活動を展開していけば、きっと街の文化価値と共に人も増えてくることでしょう。

素晴らしい試みに拍手!